従来の仕事を変える
外部からの専門家と共に“発電所の安全を強化”しています外部からの専門家と共に“発電所の安全を強化”しています2023.3.27
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廣川
こんにちは。編集部の廣川です。
柏崎刈羽原子力発電所では2021年4月より、外部から様々な分野の専門家をお招き(採用)し、発電所の安全を強化する取り組みを行っています。
今回は、外部からの専門家と共に、どのような取り組みを行っているのかについてご紹介します。
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なぜ外部から専門家を採用しているの?
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廣川
発電所で発生した不適切な事案のひとつとして、発電所への不正な侵入を検知する設備の一部が故障し、それに対する対策が不十分であったという事案がありました。
原因のひとつとして、設備の知識や、事案の対応に長けた要員を十分に配置できておらず、対応が順調に進まない状況となっていました。
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廣川
その対策のひとつとして、発電所の安全を強化するための、豊富な知識や経験をもった、 様々な分野の専門家を外部からお招きし、発電所の安全対策などに対し、「指導」「助言」をいただいています。
発電所で発生した不適切事案についてはこちらをクリック▼
柏崎刈羽原子力発電所 一連の不適切事案について |
核物質防護についてはこちらをクリック▼
【お答えします!】核物質防護ってなに? |
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どのような専門家が発電所で働いているの?
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廣川
これまでに、警察・消防・他電力OBなど様々な分野から、9名(※)の専門家が発電所の一員として働いています。
今回は、実際に発電所の一員となった3名をご紹介します。発電所の印象などについて聞いた“インタビュー動画”もございますので、ぜひご覧ください!
一人目は、元糸魚川警察署長で、現在は発電所で防護管理担当を務める中村さんです。
中村さんは前職の経験を活かし、発電所の安全性を強化するための取り組みを行っています。
※~2023年1月30日までの実績
※~2023年1月30日までの実績
インタビュー動画のご視聴はこちらをクリック▼
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廣川
二人目は、元柏崎市消防署長で、現在は発電所の防火担当を務める田辺さんです。
田辺さんは、協力企業の皆さんや所員に対し、発電所で火災を防ぐための指導や、火災の発生を想定した訓練に参加し、指導などを行っています。
インタビュー動画のご視聴はこちらをクリック▼
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廣川
三人目は、元中部電力浜岡原子力発電所の総合事務所長で、現在は発電所の所長補佐を務める水谷さんです。
水谷さんは、発電所の仕事のやり方や、職場環境などについて様々な指導や助言を行っています。
一例として、「所長室の扉が常に閉じていて、所員が声をかけづらい状態」と助言をいただき、現在は所長室のドアは常に開放され、稲垣所長の姿が外から見える状態となりました。
その結果、以前より所員が稲垣所長に声をかけやすくなり、業務の報告・連絡・相談がしやすい環境づくりを実現しました。
インタビュー動画のご視聴はこちらをクリック▼
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廣川
このように、外部からお招きした専門家からの知識や経験が、発電所の安全性の強化や、働きやすい職場環境づくりなど、様々な取り組みに活かされています。
これからも外部からの専門家と共に、地域の皆さまからご安心いただける発電所を目指してまいります。