2023年12月13日
(コンソーシアム構成企業)
住友商事株式会社
東京電力リニューアブルパワー株式会社
(協力企業)
住友金属鉱山株式会社
株式会社SUMCO

 住友商事株式会社と東京電力リニューアブルパワー株式会社は、住友商事株式会社を代表企業とするコンソーシアム(以下「本コンソーシアム)」)にて、長崎県西海市江島沖(以下「本海域」)における洋上風力発電事業者の公募に参加し、本日、経済産業省及び国土交通省より事業者として選定されました。本事業から発電されるグリーン電力は、住友金属鉱山株式会社、株式会社SUMCOをはじめとする企業などに供給する計画としています。

 日本政府は2050年カーボンニュートラルの実現に向けて洋上風力の導入を進める方針を掲げており、2030年までに1,000万kW、2040年までに3,000万kW~4,500万kWを目標として設定しています。

 本海域は「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律」に基づく促進区域に指定されており、本海域での事業化に向けて、地元自治体のご理解と地元漁業関係者のご協力を頂きながら、環境影響評価、海底地盤調査、風況調査などを進めてきました。

 本コンソーシアムは、国内外における発電事業の知見を最大限活用し、本海域における洋上風力発電事業を通じてカーボンニュートラル社会の実現に貢献します。また、地域の皆さまとの共存共栄の理念のもと、「みらいえの島~風と共に奏でる未来~」をビジョンに掲げ、離島振興、地域振興、漁業振興を軸に、地域の持続可能な発展に寄与し、先進的な離島振興モデルの構築を実現します。

【事業計画概要】

対象海域 長崎県西海市江島沖
発電設備 着床式洋上風力発電
発電設備出力 42万kW(1.5万kW×28基、Vestas製)
運転開始予定時期 2029年8月

【事業想定エリア】

【事業想定エリア】

【本コンソーシアム 各社コメント】
住友商事株式会社 常務執行役員 インフラ事業部門長 本多 之仁
 この度、主力電源化を目指す再生可能エネルギー普及の大きな柱である洋上風力発電所の事業者に選定されたこと、身の引き締まる思いです。国内外で培った長年にわたる電力ビジネスの経験を生かして、日本における電力の安定供給とカーボンニュートラル社会実現の双方に、地域の皆さまと共に、誠心誠意、取り組んでまいります。

東京電力リニューアブルパワー株式会社 代表取締役社長 永澤 昌
 2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向けた再生可能エネルギーの主力電源化を担う本事業に関われることを大変嬉しく思います。当社の主力事業である水力発電事業は明治期にはじまり、長きに亘って地域の方々と共に歩んでまいりました。本事業においても同様に、地域に根ざし、地域の方々から認めていただける存在となれるよう、今後の事業活動に誠心誠意努めてまいります。

【協力企業紹介】
住友金属鉱山株式会社
 住友金属鉱山グループは、「2030年のありたい姿」の実現のための主要戦略の一つとして、温室効果ガス(GHG)排出量ゼロに向け、排出量削減とともに低炭素負荷製品の安定供給を含めた気候変動対策に積極的に取り組んでおります。これからも社会の持続的発展に貢献する経営課題に取り組み、事業の持続的な成長と企業価値の向上を図っていきます。

株式会社SUMCO
 SUMCOグループは「良き企業市民」であることを目標に、半導体用最先端シリコンウェーハの研究開発と安定供給、および生産工程における環境負荷低減への取り組みを通して、サステナブルな社会の実現に取り組んでいます。洋上風力発電への取り組みは2050年のカーボンニュートラル実現に向けた重要なステップとなります。当社グループは今後も環境および社会問題の解決、産業の発展や生活の質の向上に貢献してまいります。

以 上