2020年4月28日
東京電力リニューアブルパワー株式会社

　当社は、ジョージア国の水力発電事業者であるDariali Energy社が保有するジョージア国ダリアリ水力発電所（合計出力：10.8万kW）の運営に参画することとし、本日、ジョージア国Peri社からDariali Energy社の株式31.4％（当社持分：3.39万kW）を取得いたしました。本件は、当社として海外水力発電事業へ出資参画した第２号案件となります。

　ダリアリ水力発電所は、ジョージア国ムツヘタ＝ムティアネティ州カズベギ地区に位置し、2016年12月の営業運転開始以降、ジョージア国営電力市場運営会社であるESCO社と15年間の電力販売契約を締結し、安定した操業を続けております。
また、ダリアリ水力発電所は、ジョージア国年間電力消費量の約４％を占める電力を発電しており、同国の重要な再生可能エネルギー電源と位置づけられています。

　今回、Dariali Energy社へ出資参画することで、当社からの役職員などの派遣を通じて、当社が国内水力発電事業で長年培ってきたO&M^※技術をダリアリ水力発電所に導入することにより、O&Mの最適化をはじめとした発電所運営能力の向上に取り組み、さらなるバリューアップに寄与できると考えております。

　当社は、今後も国内外の事業者とのパートナーシップを構築しながら、海外水力、国内外洋上風力を中心に、積極的な開発を推し進めてまいります。さらに、このような取り組みにより、自然の恵みを最大限に活用し、安定的に低廉な電気をお届けすることで、クリーンでサステナブルな脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

以　上

※ Operation and Maintenanceの略で、発電所の運転・保守業務を行うこと

＜別紙＞

• ジョージア国ダリアリ水力発電所の概要（393KB）