Abu Dhabi Gas Liquefaction Company Limitedとの覚書締結について
~LNG液化設備における東電FPのカイゼン手法を用いたO&Mサービスの提供を目指す~
2019年3月18日
東京電力フュエル&パワー株式会社
東京電力フュエル&パワー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:守谷 誠二)は、Abu Dhabi Gas Liquefaction Company Limited(本社:アラブ首長国連邦アブダビ、社長:ファティマ・アル・ヌアイミ、以下「ADNOC LNG」)と、昨日、ADNOC LNGが所有するLNG液化設備におけるO&Mサービス※1の提供に関する覚書を締結しました。
本覚書は、当社のカイゼン手法をADNOC LNGのLNG液化設備に適用すると共に、2社間で技術ノウハウの共有や、ADNOC LNGの最新技術活用の評価を行い、将来O&Mサービスの提供を目指す内容となっております。
当社はこれまで、カイゼン手法を磨き込み、自社の火力発電設備に取り入れることで、定期点検の短縮、補修費用や調達費用を削減してまいりました。また、他社の火力発電設備に対しても、カイゼンで磨きこまれたO&Mサービスを提供しております。
今回、これまで培ってきた経験・技術を活用して、LNGバリューチェーン※2の上流であるLNG液化設備へO&Mサービスの提供を目指す取り組みは、当社初の事例となります。
本事業は今後、株式会社JERA(本社:東京都中央区、代表取締役社長:垣見 祐二、以下「JERA」)に承継されますが、JERA承継後においても引き続きLNGバリューチェーンの上流から下流まで、O&Mサービスの提供に積極的に参画してまいります。
東京電力株式会社が1969年11月4日に日本で初めてLNGを受け入れてから、本年で50周年を迎えます。ADNOC LNGが売主であるダスプロジェクトは、中東からの初めてのLNGプロジェクトであり、それ以降約40年間、相互信頼の礎を築いてまいりました。
本覚書締結により、更なる信頼関係を構築し、互いの企業価値の向上を目指します。
以 上
- ※1 Operation and Maintenanceの略で、設備の運転・保守業務を行うこと
- ※2 LNG調達から火力発電までの一連のプロセス
< Abu Dhabi Gas Liquefaction Company Limited について>
会社名:Abu Dhabi Gas Liquefaction Company Limited
代表者:CEO Fatema Al Nuaimi
設 立:1973年
所在地:アラブ首長国連邦アブダビ
概 要:アブダビにてガス精製ならびにLNG生産を行う会社で、精製・生産したLNG、LPG、パラフィン系ナフサや硫黄を国際市場へ輸出しています。また1日当たり約2,800万m3のガスをUAE国内へ供給しています。