インドネシア発電会社に対する、人材育成サポートサービスの外販事業開始について
2017年6月14日
東京電力フュエル&パワー株式会社
当社は、当社の有するO&M※に係る技術およびノウハウを他発電会社等へ提供する、O&Mビジネスを本格的に開始いたします。
このたび、第1号案件として、ジャワ・バリ電力会社(Pembangkitan Jawa Bali、社長:イワン・アグーン・フィスタンタラ、本社:インドネシア スラバヤ、以下「PJB社」)に対して、発電所の維持管理を包括的に指導できる社内指導員を育成するソリューションを提供し、研修を実施しました。
本事業は、当社が火力発電所O&Mに係る指導者の育成を支援するサービスで、本年5月15日から5月23日まで当社人材育成センターにおける研修を実施し、その後、同年7月まで現地でのOJTならびにフォローアップ研修の実施を予定しております。
当社は、世界トップクラスの火力発電所の運営においては、O&M技術の向上が不可欠であり、人材育成は、より高度なO&M技術を達成するための重要な基盤であると考えております。本事業により、お客さまニーズに応じたカリキュラムを体系的に提供し、お客さまが有する人材に係る潜在的ポテンシャルを最大限引き出すことで、国内外における世界トップクラスの発電所運営を実現いたします。
当社は現在、当社の有する技術やノウハウ等を国内外のお客さまへ幅広く提供するため、APECガイドラインをベースにした「質の高い電力インフラ」の規格策定に着手しております。今後、グローバルスタンダードになりうる火力発電所運営手法を確立し、アジア新興国などに対するO&Mサービスの展開を加速し、収益拡大を目指してまいります。
※Operation and Maintenance(運転・保守)の略。
以 上