ALPS処理水等
福島第一原子力発電所で発生する汚染水を浄化処理し、発電所内のタンクで貯蔵している水。
セシウムとストロンチウムを除去した「ストロンチウム処理水」と、多核種除去設備等によって、ストロンチウム処理水からトリチウム以外の大部分の放射性核種を取り除いたALPS処理水等があります。
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2024年6月12日更新
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汚染水
トリチウム
海洋放出
モニタリング
ALPS
処理水
タンク
規制基準
人や環境への影響
IAEA
EU | 100ベクレル/リットル |
アメリカ | 740ベクレル/リットル |
カナダ | 7,000ベクレル/リットル |
スイス | 10,000ベクレル/リットル |
(参考)WHO | 10,000ベクレル/リットル |
フィンランド | 30,000ベクレル/リットル |
オーストラリア | 76,103ベクレル/リットル |
国際原子力機関(IAEA)の安全性レビューとは、原子力の安全・平和利用のために活動する国連の関連機関であるIAEAが、IAEAの国際安全基準に照らし、ALPS処理水の海洋放出に関する安全性について、放出されるALPS処理水の性状、放出プロセスの安全性、人と環境の放射線影響等について技術的な確認を行うものです。
IAEAの国際安全基準は、IAEAの全ての加盟国及び関連機関との協議により策定されたもので、電離放射線の有害な影響から人々や環境を守るための高いレベルの安全性に関する国際的なコンセンサスを反映しています。
放出開始前のレビューは、計4回実施され、5冊の報告書がまとめられました。さらに、2023年5月から6月にかけて、国や当社に対する安全性レビュー、原子力規制委員会へのレビュー、及び当社の分析結果を裏付けるためにIAEAが行った分析結果などを総括するための包括的なレビューが行われ、その結果は同年7月4日、包括報告書として公開されました。
包括報告書では、
〇ALPS処理水の海洋放出に対する取組及び、東京電力、原子力規制委員会及び日本政府による関連の活動は、関連する国際安全基準に合致している。
〇現在、東京電力により計画されているALPS処理水の海洋放出の人及び環境に与える放射線の影響は、無視できるほどとなる。
と結論付けられました。
また、IAEAは、今後の関与について
〇今まで実施してきた放出前のレビューだけではなく、放出中・放出後についても長年にわたってALPS処理水の海洋放出の安全性確保にコミットする。と包括報告書で言及しており、グロッシーIAEA事務局長も「処理水の最後の1滴が安全に放出し終わるまでIAEAは福島にとどまる。ただとどまるだけではなく、実施状況をレビューし、点検・確認をしていく。」とコメントしています。
当社は、引き続き、IAEAによる安全性レビューにしっかり対応し、ALPS処理水の放出に関する安全性、信頼性の確保に努めてまいります。
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福島第一原子力発電所で発生する汚染水を浄化処理し、発電所内のタンクで貯蔵している水。
セシウムとストロンチウムを除去した「ストロンチウム処理水」と、多核種除去設備等によって、ストロンチウム処理水からトリチウム以外の大部分の放射性核種を取り除いたALPS処理水等があります。
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